最近、いくつかの活動の中で
「clubhouseやってみようか」
といった話がありました。
ただやってみようにも、みんな初めての事なので、どうやってよいのか分からず…
まずはやり方を調べたり、既にやっている人たちを参考にしたりするのですが、うまくいっている人たちの情報なので、これから始める人たちにとっては眩しく見えてしまうもの。
「彼らのようにやるには、どうすればいいんだろうか」
こんな思考にあっという間になってしまいます。
そして、
「あの人たちみたいに、うまくやりたいよね」
「失敗したくないなぁ」
「うまくできなかったら、恥ずかしいわー」
と考え始めてしまい、「成功に向けた計画作り」がスタートしてしまう。
計画を作っているのでやっているように見えるけど、その計画を立てている時の話し合いでは
「こうやったら、こっちがダメだよねー」
「あーしたら、きっとこうなってうまくいかないよなぁ」
「それがうまくやれなかったら、どうするの?」
という風に、アイデアを出してはダメ出しの無限ループ。
この時間は、頭の中で考えているだけで、カラダもコトも動いていない状況になる。
そして当初の勢いは消えて、やらず終いに…
やらなかった(やれなかった)後悔だけが残る羽目に。
冒頭にあった「clubhouseやりましょうか」話し合いの中でも、実際にこの「成功するための計画作り」に陥った時間がありました。
そこで投げかけたのは、
「とりあえず、1回やってみればいいじゃん」
うまくいっている人たちは、私たちと比べて圧倒的に経験値が違う。
この経験値に追いつくのは、1日2日じゃ到底無理。
仮に失敗したとして、その失敗が人生においてどれほどの影響を及ぼすのか。
立ち直れないくらいの大失敗になるのかというと、そうじゃないはず。
そもそも、やった事ないんだから、やってみないと何も分からない。
やってみれば、そこには必ず体験があるから、その体験から気付ける事や学べる事がある。
今の私たちは、この気付きや学びを得て、次のアクションへ反映させていくステージ。
こんな事を考えながらの投げかけ。
計画して何も動かないより、計画は軽くサクッとで留めて、とりあえず動いてみる。
そこで得たものを振り返って、次のアクションに反映させて、またすぐ動く。
こうやってアクションとリアクションのフィードバックループをクルクルと回していけば、段々とベストなものへと近づいていきます。
しっかり計画立てた所で、その通りに行かない事の方が多いのだから、
「うーん、まずはこれからやってみるか」
というライトな感覚で、動いてしまった方が良い。
そうすれば、計画自体が完璧なものになっていないから、アクションしてうまくいかなくても
「ま、最初から計画粗いし、うまくいかなくてもいいっしょ」
くらいの気持ちで受け取れる。
とりあえず動くようにしていれば、
「これをやってみたら、こうなった。そして、何に気付けたかな。学びは何だろう?」
と、前向きに受け取れるようになる。
まず動いてみた方が、実はメリットが大きいという事に気付けたので、私たちの話し合いではそれ以上の計画作りは止めて、
「とりあえず、1日やってみましょ」
と、気楽でポジティブな気持ちで着地しました。
「よし、じゃあとにかく行動だな!」
と意気込むのはOKですが、ノープランのままで動くと、結果についての良し悪しを測る基準が存在しないので、やり損になる事に注意が必要です。
逆に、計画ばかり立て続けていても、動いていないので時間だけが過ぎ去るだけ。
この、計画と行動のバランスが難しいところですが、
「計画はこれくらいでいいんじゃない?とりあえずやりましょうよ」
と自分自身が(チームならメンバーそれぞれが)思えたところが頃合いだと思います。
考えている間も時間は無情に過ぎ去っていき、自分の寿命もそれだけ縮んでいる。
「計画はほどほどに、とりあえずやってみて、その結果でまた考えてやってみる」
こうやって自分の周りの世界を動かしていけば、段々と自分自身が周りの世界に適合していきます。
自分の命を、より有用に使えるのではないかなと思います。