直感(変容へのサイン)を磨く

以前、「違和感を言葉で発すると場が変容する」という話をまとめました。

その場でやり取りされている言葉や行動の中で
「ん?なんか違うな」
と感じたものがあれば、それをそのまま言葉に出してみることで、その場が変容していくという話。

このときの
「ん?」
という違和感ですが、先日友人との話の中で
「はて、どうやったら磨かれるのかね?」
といった問いがふと出され、それについて話し合ったことがあったのでまとめておこうと思います。

まず、違和感とは?

字の通り、
「何か違う(ような気がする)ぞ?」
と感じるもの。

何となくこれじゃない、そうじゃない。
なんかおかしいなぁ。
こんな風な感情。
胸騒ぎに近いかも。

そして、この胸騒ぎのような感覚は、まさに直感。

何か違うぞという「直感」を感じた状態が、違和感じゃなかろうか?
そう思うようになりました。

じゃあ、この直感を自分はどこで感じているのか?

直感を感じたときの状態を思い出してみると、私の場合は、
ちょうど額の中心部にギュッと握りしめるような力が入った感じ。
それから、
脳天から空へ一直線に線が伸びて、空から何かを言われているような感覚。
この2つがありました。

どちらも一瞬で訪れて一瞬で過ぎ去っていくので、意識していないと気付かず通り過ぎてしまう。

わたしの場合は、直感の存在に気づき、その直感にできるだけ従っていくことで自分の世界が開いていっていると感じているので、常に直感を素直に受け取れる状態にしています。

この直感、どうやって感じるのか?
そして、どう磨くのか?

考えてみると…

感じ方としてはまず、
”直感というものが存在する”と思うこと。
その上で、
”直感が自分の中ではどこでどんな形で現れるかを認識する”こと。
これで直感はつかめるようになると思います。

そして磨き方ですが、こちらはやり方のテクニックではなく、
”自らの心身で体験・経験してきた数(どんなものでもいいから、色々な様々な実体験の数)を増やしていくこと”
だと思います。

知らない・わからないものは、見えない・感じられない。

だけど、過去に体験・経験してきたことであれば、自分の心身のどこかで覚えているので、同じコトや似たようなコトが起きたときに反応するようになる。
頭で考えることよりも先に、心身が感じる。

あとは、この心身が感じた反応を見逃さずに掴めばよい。

これを掴めるようになると、自身が何かしら判断(コトの大小は気にせず)しようとしたときにサインを出してくれるようになります。
このサインが、1度決めかけたコトを考え直すきっかけを与えてくれたり、いくつかの選択肢から1つ選ぶときの指針になってくれます。

とてもありがたい存在。
生涯のパートナー。
自分の実現したい世界へ導いてくれるサポーター。

この直感に沿って、また動くことで何かを体験・経験し、それが次の直感力へと繋がっていく。
直感を使っていなくても、日々生きている中で色々なことへチャレンジして体験・経験していくことが、次の直感力へと繋がる。

誰かが答えを出してくれてもそれが正解とは限らず。
そもそも、それが正解なのかも分からない世界になっているからこそ、
「自分はどう考えるのか、思うのか、どうするのか」
で、歩を進めていくことになるのだと思います。

自分で選ぶ、決める必要があるから、自分の直感を使う。
直感とともに生きる。

そして、五感で体験・経験を繰り返し、直感力に磨きをかける。

誰もが持っているものなので、その存在に気づき、活かしていってほしいと思います。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。