昨年(2020年)から、地元(藤野)の地域発展に参加しはじめました。
その中で出会った人たち、体験・経験したことからフツフツと湧き上がってきたのが『このまちの環境(山・森)』について。
藤野で約20年生活して、そのあとに都心で20年生活。この過程で、段々と周辺の山や森の元気がなくなってきたように感じていました。
「自分の記憶にあるこの道、、こんなに草ボーボーだったっけな?この斜面って、こんなにボロボロだったっけな?」
連休中に帰省し、まちの中を移動するたびに、どこかしらでこんなことを考えていた自分がいます。
このまちでは『都心から近い里山のまち』として、森林や湖と触れ合える自然体験やアウトドアレジャー、農業体験を売りにしていますが、それも全てはこの自然環境があるからできること。
僕らは、この自然環境のある大地の上で『活動させていただいている、生活させていただいている』身だよなと。
そんな身分である僕ら人間が、ただただ自然環境を使う側だけにいて良いものかと。
この自然環境がなくなったら、売りにしている自然体験もできない。農業体験だって。森林が土壌が弱って、いい作物が育たなくなる。
てことは、今まで生活させていただいている恩返しと、これからの若い世代が引き続き自然環境の中で生活できるように繋いでいくことを、今やらないとダメだなと思った次第。
この環境をちゃんと守り育てていくことが、今必要だなと。
こんな気持ちが自分の中で鳴り止まないので、「やっぱりこれは、自分がやれ(使命)ということだな」と理解して、このたびのプロジェクト立ち上げに至りました。
ちょうど今年の7月に『森のイノベーションラボ』というコワーキングスペースができたので、中山間地域の課題解決を行うプロジェクトとして『森の再生プロジェクト』という名前でスタートします。

私は森の専門家ではありませんが、人の想いを具体化・言語化して行動へ変えていくことや、人同士を繋いでチームとしての活動を広げていくことはできます。
なので、森へ課題や想いを持つ人たちと一緒になって、チームでコトを動かしていく。今まで1人、数人でやらざるを得なかったことを、協力者を募って、本来描いていたスケールで動かしていく。
こんな風にして、私を育ててくれた地域への恩返しと貢献を、していきたいと思います。