恩返しのお手入れから見えた広がりのループ

地域交流委員会をきっかけに、学園の方たちと接点を持つ機会が増えました。

夏場になると、校舎まわりの草が激しく生えてもっさり感が増します。

毎年、その横を通り過ぎながら「もう少し何とかならないかな、何かできないかな」と感じていたので、「草刈りやらせてもらえないですか?」と打診。

地域交流委員会の企画(みんなで集まる畑の広場作り)で、風の草刈りや水脈、点穴の存在・価値を認知していただいていたので、OKいただけました。

5月の下旬に、校庭まわりの草刈りを実施。

根こそぎ狩らずに、風の草刈りの要領で、ひとまず周囲の風通しを良くしておきました。

作業中、周辺にお住まいの人たちが通り過ぎましたが、みな気になっていたようなので、やって良かったです。

今回は校庭内のお手入れ。

本当は校庭のまわりにぐるっと水脈&点穴を通したいのですが、それには人員と資材、時間のすべてが足りず。

今後も空き時間で少しずつ作業を進めることを想定し、校庭を囲む高木の根まわりに点穴を入れていくことにしました。

ダブルスコップで深めに掘り、ふじのマレットゴルフ場から持ってきた枝木で点穴を仕上げ。

地域内での資材の循環は、マレットゴルフ場で大地の再生講座を始めたときからイメージしていたことなので、それが今回具体化できました。

このあとは、体育館入り口横のスペースの植樹・植栽。

周囲をコンクリで固められ、空気も水も詰まりやすそう。

実際、ドクダミやツル化の植物で全体が覆われていて、土もカチカチでした。

あまり時間がなかったので、エイヤーと草を払い、とりあえずの水脈と点穴を入れて植栽まで完了。

今後もちょくちょく様子を見て、メンテナンスをしていかないとです。

先生やママさんらに声かけして、定期的な作業をここでもしていければと思います。

今回の作業を通して感じたのは、みな地面の状態に何かしら課題や問題を持っているということ。

自宅の庭だったり、自宅周辺だったり、遊び場だったり。そして校庭も。

私は現場の見立てはできないので、大地の再生の職人さんと連携して、地域の環境改善を広げていきたいと思います。

地道にコツコツ作業をしてきましたが、回を重ねるごとに認知や理解が広がり、少しずつ協力してくれる人が増えてきた気がします。

作業する人が増えれば、作業する場所も増える。

場所が増えれば、それだけビフォーアフターを目にする人が増える。

アフター(事例・実績)が増えれば、興味を持つ人が増える。

こんな感じで、自分たちの周りの環境を整えていくループが回っていきそうな予感がしました。

ここから大事なのは、焦らず急がず、安全にやること。

慎重になりすぎず、確実に着実に、だけど最大限に早く進めること。

こんな意識で取り組んでいきます。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。