ワーケーションのコンテンツ作りプロジェクトの気づきまとめ

昨年12月から参画させていただいた「藤野ワーケーション推進事業」のプロジェクト。
2/13㈯と14㈰の2日間、1泊2日の体験イベントへ参加してきました。

1日目は無形の家にて。
午前中は、日本国内の各地域で展開されているワーケーション事業に詳しい方から、国と地域の動きを色々とお話いただきました。

百笑の台所で昼食を済ませ、午後は藤野良品店のお二人によるチョコレート作りのワークショップ。
詳細はこちらをご覧いただければと思います。

2日目は場所を変えて、革細工のワークショップ。

藤野で獲れた猪の皮を使って、1日目に作ったチョコレートを入れるケース作り。

鳥獣被害の対策として殺されてしまった猪の皮を加工し、日常品として活用することで命を循環させるという流れを知れました。

この2日間、いずれも体験後に感想やアイデア・意見交換をする時間を取ったのですが、そこで出てきた話が大変有用だったので忘れないうちにまとめておこうと思いました。
(自分の頭の中の整理を優先したので、読みにくい点はご容赦を)

ワーケーション
  • ワーケーション成功のポイント
    ①受け入れ環境の整備:ヒト、コーディデーター(地域と企業つなぐ人)、モノ、インフラ
    ②お金:スタートアップ資金
    ③コト:滞在プログラム作り
  • ターゲット選定→ワーケーションスタイル設計→プロモーションの順番で進める
  • 体験プログラムを作るのであれば、その体験への意味付けが必要
    その体験を通して自己発見ができるもの、問いを持ち帰れるようなものだと有意義
  • この地域でこそできるもの
    簡単にできる、触れられるものである方がハードル下がって参加する人が増える
  • 社会(地域)課題に紐付けたコンテンツになれば、企業がくるようになる
  • 地域やメンバーのやりたいことを引き出して実現させていく働きかけが必要
    「ファシリテーション、コーディネート機能」を設けること
  • 地元の人の協力を得るため、ワークショップを定期的に開催して理解を深める&ネットワーク作り
  • 1泊2日ではスケールせず、数日間の宿泊合宿プランで企業を呼び込んでいきたい
  • ワーケーションを展開しても、その人たちが色々なところでお金を使ってもらわないと地域は潤わない
    特定の企業や団体だけにメリットが集中することのないよう、拡げていける環境や仕組みづくりが必要
  • 1度訪れれば魅力を感じてくれる人は多いはず
    イベントはきっかけ作りの場にして、リピーター(ファン化)を増やす仕組みがいいのかな
地域にある課題・問題やアイデア
  • 藤野の中でどんなイベントや活動が展開されているか、情報が取りにくい
    集約された場所がないので、興味あるイベントを開催後に人づてに聞いて残念な思いをすることが何度もあった
  • 色々な団体が自由に情報を書き込めるような場所があると良さそうだけど、テーマを決めておかないと情報が雑多になって逆に何があるかわからなくなる
  • 団体同士で連携していきたいニーズはある
    今までも繋いでいこうとする動きはあったが、「上に立たれて指示されるのはイヤ」というヒエラルキー思考が生まれてしまって機能しなかった
    事務局的な機能、組織を作って上下関係の存在しない状態で動けないものか
  • 事務局作るとしたら、誰がやる?
    ボランティアでは持続しないので、ちゃんとFeeを出せるようにしたい
  • 情報の取りまとめを各自が行ってたりするので、何もないわけではない
    今ある情報は活かしつつ、どう集約させていくかを考え、協働していく動きを作りたい
  • これから藤野はどうなっていくのがよいか?
    ビジョンを住民で話し合う場があってもいい
    仕組みや運用も話し合っていきたい
  • 移住者増えているが、流出もあり
    藤野の適正人口って?というテーマもある
  • 佐野川でお茶作っているけど、数人でやってる
    若い人が入ってマーケティング、プロモーションできるようになると盛り上がるけど、どうしたものか
  • ダニエルキム教授の「組織の成功循環モデル」
    その組織に属する人たちの「関係性の質」が大事なので、これをちゃんと作って、良い意見やアイデアが出し合える(活性化する)ようにしていきたい

何かができる人はたくさんいる。

何かをしたい、どうにかしたいと考えている人もいる。

繋いでいきたいけど、繋ぎ方が分からない。

だから、自分が繋ぎ役を担う。

切れた糸を結んだり、絡まった糸を解いていくことを着々と進めていこうと思います。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。