次のアクションを考えまくって、ちゃんと実行する

20代、法人営業として駆け出しの頃に上司から毎度のように言われていたことがあります。

「次のアクションは?」
「その次のアクションは?」
「で、その次にどうする?」

次に何を、どれくらい、いつまでに、誰に、どうやってやるのか。

ひとつのアクションを終えたら、すぐ次を考える。しかも具体的に。
気が狂いそうになりました。笑

そして、これで終わらず…

「で、そのアクションはやった(終わった)?」
「決めたとおりにやった?」

この問いかけ&確認のウェーブが毎日のように繰り返され、揉まれる。
溺れ死にそうでした。笑

当時は脳みそもカラダも体験したことのない思考と行動だったので、うまくできるはずがなく。
ただ毎日、慣れなくてキツいことを
「こんちくしょー。でも成長のために負けてたまるか。」
と、黙々とやり続けているうちに習慣化していった感じ。

今は全く力を入れず、いつでもどこでも簡単にできるようになりました。

なぜこんなことを考えたかというと、とあるお客様でいくつかの細かい対応が必要になり、

「このお客様には、次にこういうことをして‥」
「もしこのような反応になったら、こうする」
「逆にこういうふうに言われたら、こう言う」
「このあとはこれが必要だから、このタイミングでこれをする」
「この順番で進めていって、最後にこういう状態になれば一通り落ち着くかな」

こんな風にプロセスを設計し、その設計に基づいて対応をしていった結果、お客様から満足と信頼をいただけた。

このとき、「次のアクション」を考え、それをちゃんと実行することの重要性を強く認識するに至ったからです。

あの
「次のアクションは?」

「ちゃんとやったの?」
のゴールデンコンビは、これから想定されるパターンを洗い出し、何がきても順応できて、ちゃんと実行できているようにするためのトレーニングだったんだなと。

この思考力と行動力(または実行力)を鍛えておけば、お客様対応においていかなるケースでも準備ができ、両者にとってよい着地へと着実に進めていくことができるなと。
そう実感しました。

まずやってみることからスタートですが、初めのうちは考えられる「次のアクション」の数が少なく精度も悪いけど、毎日ずっと続けていく(成功と失敗を繰り返す)ことで経験がたまり、考えられる数は増えるし精度も上がる。

もともとこういう考え方と行動に慣れていないと、私が経験したときのように辛くて面倒くさくて仕方ないと思いますが、挫けずやれる範囲で続けていくことで

ゴールに向けたプロセスを具体的に、緻密に作ることができる

ようになるので、

このプロセスに沿って一つずつお客様への対応を進めていくと、きめ細かさや確実性を感じてくれて、お客様の信頼感が増す

こんな効果が生まれてくる。

何かの揉め事で信頼関係が崩れてしまったお客様に対しては、緻密できめ細かい対応が必要。
だから「次のアクション」を考えてきちんと実行する。
このプロセスひとつひとつをお客様も感じてくれるから、全ての対応を終えたときには、揉め事が起きる前よりも強く太い信頼関係になっていることが多い。

そう感じています。

ひとつ終えたら、次のアクション。
それを終えたら、その次のアクション。
さらに、その先のアクション。

そして、ちゃんとやったか

今から始めても遅くはないと思います。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。