フェアとバランスの対話で信頼関係を積み上げる

昨年末から調整を進めてきた、地元(藤野)で行う『森の再生活動』。

地主さん、運営メンバー、関係団体などと話がまとまり、活動名や講座(イベント)日時の決定まで進めることができました。

活動名は、

『風の森学び舎〜風と水の流れる森づくり』

です。

森の作業が、大地の水と空気の循環を改善し、草木や沢の手入れにより森全体へ風を通すものなので、『風』『森』というワードは入れたいねと。

風に時代らしく、活動も、活動場所も、人のつながりも、軽快に地域を渡っていくような感じにしたいねと。

そして、作業だけでなく、森に詳しい人たちの講義や実演なども取り入れて、森を楽しみながら、森を学ぶ。

こんな風な運営イメージをもって、1ヶ月くらいメンバーで考えたネーミングです。

初回の講座は今週末、3月6日(日)に開催します(詳細は↓イベントページご覧ください)

ここに至るまで色々ありました。

こちらの意図や想い・考えが伝わっていかずにヤキモキしたり、ときに怒りの感情が湧き上がってきたりもしましたが、

心はホットに、頭はクールに。客観的に、俯瞰的に、長期的に、フラットに。

ということを常に心がけ、相手あっての活動である感謝の気持ちを持ちながら交渉や調整を続けた結果、自分としてはいい感じにまとまってきたように思っています。

地主さんと運営に関わるチームメンバー間の関係性も深まってきたように感じています。

ここまで諦めず、コツコツ前に進めてきて良かったなぁと思えたのが、地主さんから次の言葉を言われたときです。

「色々な団体とかプロジェクトが入ってきて、分からなかったり、良いと思えないときもあったりするけど、井上さんは信用できるので、これからも何かあれば井上さんに伝えます。」

お互いの言葉や感情の背景を読み取り、相手への理解を深めることに努めつつ、なんでも言いなりになるのではなく、伝えることは伝える。

時には「こういうことは良くないのでやめてください」と伝えたこともありました。

このように感情が振れるコミュニケーションになったとしても、常に意識していたのは相手へのリスペクト。

マウントを取るとか、言い負かしてやろうとかではなく、お互いフェアにフラットに、共通の目的に向けて協働していきたいという姿勢

このあり方を貫いて、一つずつ丁寧に対処してきたから、自分のことを理解していただけたのではないかと思っています。

言葉に出ていることと、内面で考えていることに、裏表がないようにする。

地域で活動していくことは、企業の中で働くよりも価値観、生き方、視点の幅が大きく、多様性が強い環境だと思います。

自分にとって当たり前にしてきたことが、当たり前ではないことが、当たり前。

ビジョンや理想がないと進められないが、スピードを出しすぎると事故に遭いやすい。

いかにバランス良く、ちょうど良い場所を見出せるか

そして、そこに向けた対話ができるか

この辺がとても大切だなと感じています。

ちなみにこれは、地域活動だけでなく、企業で働くときも大切ですね。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。