違和感を言葉で発すると場が変容する

先日とあるオンライン勉強会で、人と人の関係性に着目したシステムコーチングについて学びました。

が、まだ私自身の理解が浅いので、この場でシステムコーチングに触れる事はやめておきます。笑

この話し合いの中で、

「もし、ミーティングのファシリテーターを務めたら何を意識するか?」

というテーマを取り扱ったので、その時に考えた事を書き留めておこうと思います。

「ミーティングのファシリテーターをする時に日頃から意識している事」

私の場合は

「自分が霊能者になったように、第六感へ意識を向け、その第六感が反応したものを逃さず言葉に出す」

という事です。

言い換えると、

「違和感を感じたら、そのまま言葉に出す」

ミーティングの中で会話がどのように進んでいるのか?

誰が何を話して、誰が反応して、今議論はどこに向かっているのか?

といった状況を論理的に整理する事を行いながら、その時々で感じる

「んん?」

という刹那の反応を拾う。

これが違和感。

そして、この違和感を、感じたままに言葉で表現する。

すると、その発した言葉がミーティングに参加している人たちにインパクトを与え、そのインパクトで思考と感情を揺さぶられた人たちが、思いもよらない事を発言したりする。

または、考えつかなかったアイデアが飛び出してきたりする。

こうして、だんだんと議論が活発になっていく。

場の変容が始まります。

違和感を言葉にするのは、その場に合っているか、正解かどうかは関係なく、ただ場が変容していくためのきっかけを与えられれば良い。

時には、違和感を表現することで

「あ、この人は私と同じように違和感を持っていたんだ」

と、ミーティングに参加している人にとって安心感を与える事にも繋がり、少しずつ安全な場に変わっていく事にもなる。

ただ、この違和感をミーティングの場で表現していくというのはとても勇気がいる事で…

しかも、自分の反応に意識を向けておかないと一瞬で通り過ぎてしまう訳で…

きっと誰でも、

「んん?」

と思ったり、感じたりした事が今まであったと思いますが、

「まあいいか」

という風に、なかったもの、見なかったものとしてスルーしている事が多いのではないかなと。

実際、私もよくスルーしていましたし汗

違和感をその度に言葉にしていたら、何となく議論が止まりそうな気がするし、

「あいつは何言ってるんだ?怒」

という反発を喰らいそうな怖さがあるし、

「会議で足を引っ張るやつだ」

というイメージを持たれてしまいそうだとか。

怖い、不安、めんどくさいという感情。

しかしこの数年は、そのような周りの反応は気にせず、あえて

「んん?」

と感じる(湧き上がる)ものをスルーしないで捉えて、言葉に出すようにしています。

そうすると、

「いきなり何言ってるんだ?」

という反応がその場で出ますが、これが上手く「場を崩す」「視点をずらす」事に繋がり、ミーティングが活発になる。

それでも繰り返しになりますが、やっぱり違和感を言葉に出すという事は勇気がいる事。

だから、まず自分がオープンにならないと。

自ら、バカになる。

周りから何て言われようと、バカになれる方が心は強い。

本当は感じている事があるのに、周りの見え方を気にして、失敗を気にして言わない人よりも、よっぽど強い。

こんな風に考えて、違和感を言葉にしていく様にしています。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。