森の再生活動 作業DAYはマインドフルネス

前日までの雨も上がり、当初の予定通り森の再生活動の作業DAYを開催しました。

これは、前回(4月)の講座で学んだことを参加者で実践する場として設けたもの。

もともとは「体験会」というかたちで企画を進めていましたが、この森の再生活動は連続・継続していくことで森全体(自然)の変化の過程を体験し学んでいくことが大切なので、「作業DAY」となりました。

講師の方もお招きしていないので、朝10時とゆっくりめにスタートして13時で終了。

13時の作業終了後に「森のBBQ」や「木のスプーン作り」といったイベントを用意していましたが、コロナウイルス感染抑制のため今回は行わず。屋外での作業のみとしました。

今日の作業スポットは森の一番下に降りたところ。

土の地面がむき出しで雨が降るたびに土が流れ落ちてしまう斜面の再生を実施。

木の枝と葉を使って土留めを作り、斜面の下から上へと段を作り上げていく。

要領を掴んでからは、どんどん上へ上へ。

時間も地面からの高さも忘れ、目の前の地面と木の枝・葉を組み込んでいく作業に集中していたことに、作業が終わったときに気づくという状況。

ひたすら身体を動かし、全身で地面の感触や枝の手触りを感じながら、無我夢中。

ひとりではなく参加者みんなで協働作業なので、自然と誰かのサポートに意識が向き、気づけば「今、自分ができること」を考えて動いている。

見返りなど気にせず、ただ同じ目的を達成するために、助け合う。

全身に溜まっていた淀みがゴッソリと抜け落ちていく感覚があり、頭と身体と心を全て使ったマインドフルネスだと思いました。

作業は予定通り13時で終了。

斜面の土留め作りも斜面上の方まで完了することができ、人が集まって作業をしたときの凄さを改めて実感。

参加した人たちそれぞれが達成感や充実感に浸っていて、斜面を見上げているみなさんの本当にスッキリした表情はとても印象深く、記憶に残るワンシーンでした。

次回は「大地の再生 関東甲信越」から講師(職人さん)の方にお越しいただき、専門家の見立てと実技を教えてもらいながらの協働作業を行なっていく予定です。

6月19日㈯を予定していますが、日にちは変更となる可能性もあるので、主催メンバーで早速打ち合わせを行なって内容詰めていきたいと思います。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。