2025年:自然と共生する地域社会の実現に向けて

新年あけましておめでとうございます。

2025年の幕開けは、快晴の空のように明るい未来を予感させるスタートとなりました。

本年も皆さまとともに、一歩ずつ確実に進んでいきたいと思います。

2025年のテーマは『大きく動く、動かす』にしました。

地域の未来を描きながら、3つの主要なプロジェクトを中心に活動を進めていきます。

1.里地創生プロジェクトの始動

これまでの3年間、『森の再生プロジェクト』として藤野地区内の山林や川の環境整備に取り組んできました。

今年はこれをさらに発展させた「里地創生プロジェクト」を立ち上げ、活動の範囲と内容を拡大します。

里地創生プロジェクトについて

このプロジェクトは、里地全体の環境再生を目指し、持続可能な地域づくりを進めるものです。

自然と人が共生する社会の実現を目指し、以下の3つの柱を軸に展開します。

【主な取り組み内容】

  1. 人々の暮らしを支える環境整備
    • 道路沿いや平地(藪地)の草刈り作業
    • 川や沢の堆積物の除去や河原の草刈り
    • 登山道や農地の整備
  2. 地域資源の再生と活用
    • 手入れが不足している茶畑、田んぼ、柚子畑などの復活
    • 特産品の開発による地域経済の活性化
  3. 教育・研究との連携
    • 学校や企業向けの体験学習や研修プログラムの実施
    • 科学的データに基づく環境再生の記録と成果の共有
    • 他地域へのロールモデルの提供

【目指す未来】

私たちが目指すことは、「自然と共生する暮らし」を次世代に渡し、里地の豊かさを未来へつなぐことです。

生物多様性の保全や景観の向上を通じて、地域に暮らす人々の生活基盤を持続可能なものにしていきたいと考えています。

2.地域の担い手の育成:里地サポーターズの立ち上げ

少子高齢化や都市化が進む中で、里地を支える人材が不足しているという現実があります。

特に20~40代の若年層が地域に定着しにくい状況が続いており、この地域の豊かな自然環境の維持・管理を担う人手が不足している現状です。

この課題を解決するため、藤野まちづくりセンターと協力し、地域内外から人材を育成・募集する3年間の『相模原市 市民協働事業』を始めます。

この事業で行うことは主に2点。

  1. 年に4回、自然体験イベントを開催
    • 相模原市中央区や南区、八王子市などの周辺地域から参加者を募り、藤野の自然や魅力を体感していただきます。
  2. 『藤野里地サポーターズ』の結成
    • 自然環境の整備や地域資源の活用に興味を持つ方々を募り、ボランティア活動を通じて持続可能な地域づくりに貢献いただきます。

地域外の方々との新たなつながりを築くことで、里地の未来を支える担い手を増やしていきたいと思います。

3.藤野の未来を描くムーブメント

隔月で行われている『藤野まちづくり会議』にて、昨年秋から、藤野の未来像を描くための議論を始めました。

私が思い描く理想の地域像は、「自然と共生する暮らし」が実現したまち。

縄文時代や江戸時代から大切にされてきた自然観を現代の生活様式にアップデートし、令和時代にふさわしい持続可能な地域社会を作りたいと思っています。

なお、これが全てではないので、以下のような具体的な取り組みを通して、未来のまちづくりを進めていければ良いです。

  • 地域の課題や現状を住民間で共有し、ディスカッションを通じて解決策を模索。
  • 行政との連携を強化し、持続可能なまちづくりを実現するためのロードマップを策定。

からだが資本

これらの地域活動を進める上で、心身を健康で健全な状態にすることが何よりも大切です。

昨年は腸内環境を整えることの重要性に気づき、食事、運動、睡眠の質を見直しました。

今年はこれをさらに深め、進化させていくようにしたいと思います。

実際に行動することで、夢や想いを形にしていくことができます。

たとえば、手入れが行き届いた田畑が復活し、地元の特産品として再び輝く。

整備された登山道で多くの人々が自然を楽しむ。

そんな未来を、地域全体で一緒に作り上げていきたいですね。

皆さまも、これらの活動にご興味あればぜひご参加ください。

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この記事を届けた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。