「知る」と「動く」の両輪を回し続けて深みを得る

①知らないということを知らない

②知らないことを知る

③知ったけどできない

④知っているしできる

⑤できるようになったけど他にも知らないことがある

⑥でも何を知らないのか、自分はしらない(①に続く)

若手に営業のやり方やコミュニケーションの取り方を教えると、

「いやー、そう言われてもできないっすよー(泣)」
「自分の能力では、無理っすー(泣)」

こんな反応が返ってくるときがあり、その際によく話していたのが上に書いた①〜⑥のループです。

はじめは知らない状態。
知ったから、今できないことがわかった。

できないことがわかったから、できるまでのギャップがわかった。

ということは、そのギャップを埋める努力を始めればよいだけ。
もう既に、できるようになるステップを踏んでる。

「できるようになるまでの時間は人によって違うけど、
できたときの自分を想像してみると、どう感じる?
確実に、知らなかったときの自分よりは成長しているよね。」

こう伝えると、すっと目線が前を向くようになっていました。

知らないことが世の中には溢れていて、

人と会って話したときだったり
仕事や学校だったり
ネットだったり
TVや雑誌だったり

知らないことを知る機会はたくさんあります。

そして知らないことを知り、学び始めるとき最初に手をつけるのが本であることが多いのではないでしょうか。

まずは読んで、考え方や、やり方を知る。

このときはまだ知っている状態。
できるようになるには、実際に動いて体験や経験に変えていく必要があり。

実際に動いてみても、しばらくの間は
「点を集めている」
ような感覚から抜け出せないと思うけど、この体験という点を黙々と増やしていくと、ふとしたときに線となって繋がっていく感覚に変わります。

この体験という点の数が多ければ多いほど、線に変わったときの理解が深く、自分の言動での再現性が高まる

だから、本やネット、講習などで知ることを増やし続けるだけではなく、
知ったことを実際にやる
という行動=体験・経験も並行して増やしていくことが重要。

しかも行動の方は、その結果が良いのか悪いのか分からない。
この行動で合っているのかいないのか、分からない。
やってみたけど全然違って、全く無駄だったと思うかもしれない。

でも、行動して得た体験・経験という点は、いつかどこかで線に変わる
想定していなかったところで、想定しない線に変わることがある。

やってみることに、一切のムダはないと思っています。

なので、仕事でスキルを磨いて能力を高めたいのであれば、

まず、知らないことを知りにいく。
知れたら、実行する。
そして、更に知らないことを知りにいく。

こうやって、知ることと実行すること(カラダで覚える)の両輪を回し続けていけば良いと思います。

近道を探さず、けれども遠回りをしているとも思わず
ただただ、日々、学びの道をいく
この積み重ねが、深みになると思います。

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この記事を書いた人

組織の再生士 / アーティストを育てるアーティスト

ロボットベンチャー企業で組織作りを担いつつ、地域おこし・地域コミュニティの活性化を行っています。